次男からの一服の清涼剤

長男のサッカーの試合を応援しに、6キロも離れたスポーツ公園に小学2年生の次男と自転車で向かった。
パン屋でお昼を買って緩やかな上り坂を1キロくらい漕いだ所で、忘れ物大魔王の次男がパン屋にリュックを忘れたことに気づき、うんざりしながら取りに戻る。

田舎だからあまりに危ない道は少ないが、田舎がゆえ飛ばす車も多く、まだまだ危うい次男の自転車漕ぎに注意してと、もうゴールまで随分あるのに疲れてしまった。
やっと公園近くまで来たら最後の超上り坂。登り坂という漢字の方がピッタリ。

普段全く運動しない私は力を振り絞って押して歩いて行くが、
次男は疲れをみせずよろよろ漕いで行く。

普段車で通り過ぎるこの坂は桜並木がとても綺麗だが、もうほぼ花が散ってしまっていた。

「満開の時にくれば良かったなあ」と私が言うと、さすがの急坂に自転車を押していた次男が「おかーさん、満開じゃなくちゃだめ?」「ほら、あそこにちょっとあるよ。」「あそこにもあるよ。」と見つけては教えてくれる。

延々と次男が探してくれる桜を見ていたら、「こんな桜もいいねえ」と素直に思えた。自転車で来た事を後悔していた疲れた気持ちには一服の清涼剤となった。

帰りは、ヘルメットのバックルを喉の肉を挟んで「痛い~」と泣いていたが、総じて春のいい一日であった。